SNIDEL(スナイデル)COLUMNBest one ever Vol.4

Best one ever.

この一枚が素敵な理由。

- シャツセットオーバーニットベスト -

今や、ファッションにおける選択肢は無数にある時代。
だからこそ私たちは、
「ストーリーに惹かれて服を買う」ようになった。
その1着に紐づけられた想いやこだわりは、以前よりずっと
私たちの心を揺らし、自分も袖を通してみたいと思わせる。

このコンテンツでは、
毎回スナイデルに携わる女性たちの視点で捉えた
“この服が素敵な理由”をお届け。
日常をアップリフトする新たな1着に、出会えますように。

ひと目で洒落感が伝わる、シャツ×ベストのレイヤードスタイル。
気になる着こなしではあっても、「色のトーンやサイズ感、重ねたときのバランスなど、実際やってみると結構難しい。だからこそのセット提案です」と、スタッフ・岸尾(29歳)。

スタンドカラーのシャツとニットベストは、一体化したドッキングタイプではなくセパレート仕様。それぞれ単品でも十分着まわしがきいて、ワードローブの主力になれるデザインだ。

「どちらもオーバーサイズで、肩が落ちるドロップショルダー。単品使いでもサマになるようにつくっているのはもちろん、セットで着たときの首元のベストバランス、さらにいうと裾の見え方まで考慮しています」と語る。 シャツは下にいくほどボリュームが増すシルエット。そのふんわりしたフォルムがベストで抑えられ、裾にドレープがたまる。前後差をつけた丈が、裾のボリュームを印象的に見せ、よりいっそうこなれ感が漂う。そんな技ありの組み合わせとなっている。

シャツにモード感をもたらしているボリュームスリーブにも仕掛けが。「袖のボリュームにあえて傾きをつけたことで、横や後ろ、斜め前など、どこから見ても腕が華奢に見えます。“全方位で可愛く見える”ことを意識した」というのだから心強い。 一方のベストは、コットン地にウールとカシミヤがブレンドされ、オールシーズン使える。膨らみの少ないケーブル編みの裏目を表地に採用することで、ニットながらもほっこりせずシャープな表情に。どちらも、持っていてよかったと実感できる服。

STAFF
photograph_KENTARO OHAMA
edit & text_NAO MANITA(BIEI)