SNIDEL(スナイデル)COLUMNBest one ever Vol.5

Best one ever.

この一枚が素敵な理由。

- Sustainaスタンドカラーチュニック -

今や、ファッションにおける選択肢は無数にある時代。
だからこそ私たちは、
「ストーリーに惹かれて服を買う」ようになった。
その1着に紐づけられた想いやこだわりは、以前よりずっと
私たちの心を揺らし、自分も袖を通してみたいと思わせる。

このコンテンツでは、
毎回スナイデルに携わる女性たちの視点で捉えた
“この服が素敵な理由”をお届け。
日常をアップリフトする新たな1着に、出会えますように。

何気なく立つ姿が、いつもの何倍も素敵に見えるのは、このブラウスあってこそ。

そういえるだけの魅力がこの1着には詰まっている。
すそ広がりのフレアラインによるすっきりとしたボリューム感に、波打つようなフレアラインで首元をモダンに彩るスタンドカラー。 本来ならばギャザーを用いたくなる箇所を、あえてフレア一択に。そのこだわりがブラウス全体の甘さを削いでモード感を高め、私たちの目にとても新鮮に映るのだ。

バサッとかぶる着やすい形でいて、よくあるスモックタイプとは一線を画す洗練されたフォルム。
「胸下の切り替えからフレアシルエットが出るようにつくっているので、重心が下がらず小柄な人でもバランスよく着られる形だと思う」 と語るのは、スタッフ・岸尾(29歳)。
それも、単なる切り替えではなく、奥行きの出るタック切り替えにすることで立体感をアシスト。デザイン性の高さがモノをいう。

生地には、GRS(Global Recycle Standard)認証を取得している、ペットボトルからつくられたリサイクルポリエステルを採用。 環境に配慮した“サステナブルな服”というのも、今の時代においてはデザイン同様に見逃せない魅力のひとつ。

適度にハリのある素材感とモードな風貌。その中で、さりげないドロップショルダーや「下着が見えないギリギリのラインを意識した」という深いスリット、 そこにあしらわれた華奢な細リボン。スナイデルらしい抜け感の演出が随所に効いている。そう、こんな鮮度の高いブラウスが欲しかった。

STAFF
photograph_KENTARO OHAMA
edit & text_NAO MANITA(BIEI)